沖縄のラーメン はち連
Okinawa Food
ボクが沖縄に移住してから
ずっと通っているラーメンです。
もう4年になりますね。
最初に食べて、これは沖縄で一番旨いラーメンじゃないか!?と完全にハマってしまいました。
基本はとんこつです。麺はつるつるモチモチの中太麺。
はち連の特徴は、同じベースの上にいろんなテーマ性をもったスープを作り分けて、それぞれ絶妙なバランスを保っていることです。
ラーメン
これはあっさり目のとんこつスープ。
トッピングでネギもやし(ネギモヤ)を乗っけると、あれ?塩ラーメン?と思ってしまうほど、コクがありながら少し和風を感じるテイストです。
つけめん
スープは和風ダシととんこつの合わせスープで、極めてシンプルです。
もう好みだと思いますが、ボクは他の店にありがちな鰹節がガンガンに立ってるのも、クリーミーさがしつこいのも、あまり好きではありません。はち連は、それぞれのダシを丁寧にとって、偏らずにバランスよく仕上げてくれた感じです。
写真は煮玉子トッピングしてます。麺にはネギモヤもトッピングしてます。
麺はもちろん「あつもり」で。あつもりの方がモチモチ感が際立ってボクは好きです。
ラージャンつけめん
ボクが一番食べるのはコレです。
小エビと唐辛子とニンニクをごま油でじっくり煮込んだようなラージャンと言われる辛味を効かせたスープです。香ばしさがたまりません。辛味は、辛い物好きなボクにはほとんど何にも効かない程度です。このラージャンはスープにいくら追加してもあまり辛味が増すことがなく、香ばしさだけが際立つような代物なんです。
例によってネギモヤ、煮玉子を追加してます。
八層麺
このスープは秀逸です。
実際に8種類のものでスープを味を決めるそうです。柚子が香ります。絶妙なバランス。いろいろ入っているけど、角を立てることなく丸く収まってる。スッキリ濃厚。
海苔トッピングしてます。
梅つけめん
写真はないのですが、女性にオススメのつけめんです。梅の香りを麺にまとわせて、つるつるサッパリとイケちゃいます。梅をやり過ぎない塩梅も素晴らしい。
スープ
珍しくここの割りスープは、和風ダシでなく、とんこつスープが出てきます。これがまた旨い! 臭みをまったく感じない、柔らかく芳醇な豚骨スープです。
なんとこの豚骨スープ…
県産豚ってことはあれです。
毎週屠られて、冷凍されることもなく、ブロックでしか仕入れられない、ああいう肉です。
「夏と冬で脂肪のつき方が違うので、味を均一するのに苦労します」とスタッフ。
っていうかさ。。。
と一喝。
店内のどこにも「県産豚使用」とは書いてない。
なに隠してんのよ?
沖縄県は血眼になって地産地消や地元ブランド作ろうとしてんのに。
割りスープも、和風ダシを出したほうが全然原価安いっしょ?と聞くと、
「そ〜なんですけどね〜
でもやっぱり、とんこつの方が旨いんすよ〜」
とオーナーの稲垣さん。
と二喝目。
県産豚だから雑味がないんだ。
ベースが旨いから、全体的に旨いんだ。
このトッピングの焼豚にしても美味しいわけですよ。
県産豚ですから。
流通の都合であれこれイジられた肉じゃないですから。
味付けもやりすぎてなくて、最後に軽くあぶられて出されるわけです。
肉の風味と香ばしさで唾液が止まらないわけです。
でもですね、正直にいうと、
ちょっと味にムラが出る時があります。
オーナーはじめスタッフはまじめなんですよね。
常により良い物を追求しているようで、ちょこちょこ細かい配合などを変えるみたいなんです。それでときどきバランスが崩れたり、塩味が立つこともあります。たぶん迷子になるんだはず。
4年間通っていてメインスタッフも一度変わっているので、そこで味が少し変わりました。やっぱり微妙なバランスの上に成り立っているので、作り手が変わるとまったく同じものはできないみたい。「まったく同じものは作れないんで、自分なりの一杯を目指します」と健気な後任スタッフ。
多少味がブレることもあるんですが、いいんです!
それも含めて、はち連ですから。
ボクは常連になったこともあって、必ず感想を言って帰ることにしてます。
「今日、決まってたよ」
「今日、塩味が立ってたよ。疲れてんじゃない?」
「何か変えた? 今日は丸くなかったな〜」
そうです。
まだまだ成長をやめない、めん屋はちれんです。
みなさん、是非どうぞよろしくお願いします。
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