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やんばるで江戸前すし発見

Okinawa Food

小笠原徹 WATSU ワッツWATSUプロバイダーコーチングの打ち上げでお寿司屋さんに行ってきました。
NISPACのスタッフから誕生日プレゼントにもらった本
「沖縄の和食100」を参考にセレクト。

食べログ 「すし昴(こう)せい」

「江戸前」の文字には何度か裏切られているので、期待し過ぎないように注意しながら、
地図に従うと、どんどん名護のディープな住宅街へと導かれていく。。。

「こんな路地にあんのか?」

ちなみに食べログには、このお店はまだ評価が寄せられてない。

「冒険すぎたか?」

と思ったら、いきなり周囲とは明らかに雰囲気の違う近代的な建物が現れた。
和食らしくすっきりとオシャレないでたち。
よさげ。

入ってみた。

上すし 1500円
並すし 1000円
コース 3000円~
メニューに載ってないけど天ぷら盛り合わせ頼めば 1500円

ま、沖縄では標準的な値段設定。

まずはカウンターにおいてあったタコ煮付けを頼んでみた。

うまっ!
まろやかでいいおダシ。
これは期待できる~

きた。

上すし。9貫。
美味しかったです。

シャリがいい感じ。
優しい酸味を放ちながら口の中でホロホロとほどけてく。
醤油にもダシを効かせた細工をしているみたい。
ネタは築地から取り寄せる天然もの。
仕入がかかるだろうに。
アジ、タイ、エビ、カツオ。。。
けっこう肉厚に角を立たせてカットしてくれてる。

天ぷらも来た。

立ってる。
ゴマ油の香ばしい香り。
うまいうまい。
薄くクリスピーな衣に3種の塩をつけて。
ボク、キスの天ぷらが大好きなんです。
(沖縄にはシロギスがいない…org)

実は、最近、刺身を見る目が変わりました。

ボクは2年前に沖縄に来てから本格的に釣りを始めました。
それにともなって魚を下ろす機会も増えました。
以前フロリダでイルカのプログラムをやっていた頃にも海で生活してたんで、
魚を手に入れる機会は多く、自己流ですがけっこう魚をさばくのはお手の物だったんです。

でも、最近、刺身にもいろいろ細かい技術があることを知りました。
もちろん自分で釣った魚は確実に新鮮だから美味しいんだけど、
やっぱりプロの職人が造る刺身と違う。
そこには細やかな技があるようです。

「角を立てる」「銀を付けて引く」
初めは意味の分からなかった言葉。
魚の身や皮の状態などにあわせて、
その魚の一番味わってほしいことを味わってもらうために、
その魚が一番美味しく美しく見えるように、
職人さんたちは様々な細工をして、愛情たっぷりに魚を扱っています。
ボクらが何気なくお店で口にする刺身。
それには、職人さんの魚への愛情と、
お客さんへの心遣いと、
プロとしての美学が
たくさんつまっているものなのだと知りました。
失われてほしくない日本文化の一つです。

ボクがよく見に行くサイトです。
魚種別さばき方
かなり硬派な職人さんが写真付きで分かりやすく、思い入れたっぷりに語ってます。
魚を尾っぽで持っちゃいけないなんて知らなかった。
身を壊さないように、恋人を抱くように持て、だって。

そんなこんなで、
ついに先日、自分も刺身包丁を買ってしまいました。
いつか人にも食べてもらえるような刺身を造れるようになりたい。
このアジも美味かった。

旨い寿司に出会って嬉しくなってしまって、追加しちゃいました。

卵は驚くほど美味しかったのでつい。

アナゴはボクは必ず「締め」に頼みます。
ふっくら炊かれて、芳ばしく焼かれて、美味しかった。
甘くなくて、キリリとした濃い目の味付け。

アナゴのにぎりって、口いっぱいに頬張ってモコモコやってると
めちゃくちゃ幸せな気分になりません?

ちゅら海に行った帰りにでも、
名護で江戸前すしはいかがですか?
今回バラで頼んだものを紹介しましたが、コースがお得だと思います。

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