【会員向け】継続教育について

プロバイダー、プラクティショナーの皆さん

プロバイダー、プラクティショナーの継続教育および資格の更新について、今回、これまで周知不足・徹底不足だった点がありましたので、一度ちゃんと整理してお伝えすべく、現状の説明と今後の見通しも含めてこのページにてご説明をさせていただきます。

プロバイダーの条件

プロバイダーは、プラクティショナーに向けて、認定校の会員として継続教育を受けることを条件に、WATSUの営業行為を許される資格です。

プロバイダーの条件

  • 毎年、会費を支払うこと
  • 2年毎に50時間の継続教育を行うこと

WABAでは、様々な資格の更新を毎年12月としています。(受講した日から何年という考え方でなく、「どの年に受講したからどの年までに〜」という考え方です。)

継続教育は、プラクティショナー要件を満たすためのいずれかの講習を受講することが原則です。(WABA認定のアクア関連の講習、解剖学、もしくは指圧)

今後、明瞭な資格運用のため、プロバイダー認定証の有効期間は初年度であってもその年の12月31日までとし、その後は毎年1月に新たな認定証を発行することといたします。
プロバイダーの方々には毎年12月に翌年の年会費の請求をさせていただきます。その年会費をお支払いいただいて、かつ、継続教育の要件を満たしている方を対象に、翌1月に新たな1年間有効のプロバイダー認定証をお送りさせていただきます。

また、自分がどの期間に50時間の継続教育を受ければいいのか分からない、という状況がよくあると思います。今後、お送りする認定証の裏面に、どの期間に50時間の継続教育をしなければいけないかを明記することといたします。

更新はすべて12月となっているために、初年度だけ少しややこしくなるのですが、プロバイダーになった時はすでに年の途中のはずですので、その年はカウントせず、次の1月から2年以内に50時間の継続教育を受けることになります。以降は、きれいにその年の1月から翌年の12月までとなります。
例えば、2016年の4月にプロバイダーになった人は、2018年12月までに継続教育。その次は2019年1月〜2020年12月までに継続教育。という具合になります。この期間は人によってまちまちですので、今後は認定証の裏に表記させていただいて、それが毎年送られてくることになります。ご参照ください。

プラクティショナーの条件

プラクティショナーは、3年に1回、50時間程度の継続教育をすることが定められており、年間登録料を支払うことが義務付けられています。

認定証についても、今後はプロバイダーと同様に、有効期限を設けて毎年更新する形式とさせていただきます。

継続教育の内容

大きくはこのように理解してください。

  • プロバイダーの継続教育は、プラクティショナーになるためのもの。
  • プラクティショナーの継続教育は、各自のセラピーの質を高め幅を広げるためのもの。

プロバイダーの継続教育は基本的にWABAが認定する講習に限られますが、プラクティショナーの継続教育は、WABA認定の講習だけでなく、幅広く一般の講習が認められることになります。

プロバイダーの継続教育

プロバイダーの継続教育として認められるもの、またオススメしたいものは次の通りです。

WATSU-1、WATSU-2、Provider Trainingの再受講

再受講は間違いなくクオリティを高めます。1回目の受講で100点満点をとれる人はまずいません。70点くらいの合格点で通過していくものです。そこには30点も学べるものがあるわけです。
特にProvider Trainingは、シーケンスの復習チェックもあり、フリーフローの練習の場でもあり、WATSU共通の必須条件がまとめられているので、プロバイダーにとって再受講は非常に有効といえます。

アクア選択科目

いろいろな先生に習う/いろいろな技を学ぶ、というのは間違いなくWATSUの技術を高めるので、できればこの分野の講習もたくさんの選択肢があるのに越したことはないと考えています。ただ、皆さんが1年に受講できるペースは限られていると思いますし、現在のプラクティショナー・プロバイダーの人数を考えると、年に1回実施するのが限界というのが現状です。

2016年1月のフロリダにて小笠原が各方面と調整した結果、以下のことが方向性・可能性として考えられています。

  • Waterdanceについては、小笠原がインストラクターの研修を受けてLevel-1およびLevel-2の講習を担当し、Level-3については、今後はWaterdance創始者のアジャーナが数年に1度来日して講習するという形を目指して動き出します。
  • WABAのShiatsuの先生でもあるShinzoさんが日本での講習開催に意欲的であることから、今後、Fire & Waterの講習を日本で実施していくことも検討していきます。Shinzoさんが陸の講習を担当し、沖縄WATSUセンターが水の講習を担当するというコラボレーションになります。

その他、小笠原も海外に出て講習を受けてくるので、いいインストラクターに出会ったら必ず日本に来てもらうように交渉します。

また、今後、どのような継続教育を受講したいか、また、受講できる時期はいつ頃か、など、プラクティショナー・プロバイダーの皆さんのヒアリングを年初に行っていきたいと思っていますので、ご協力のほどお願いします。

Freeflow Advance

去年初めて行ったプロ向けの3日間の講習、Professional Advanceがとても好評でしたので、Freeflow Advanceというネーミングで今後も発展させながら年に1回は実施したいと考えています。Structured Freeflow「枠組みのあるフリーフロー」という小笠原の考え方をベースにしていて、完全にフリーだと何をしていいかわからなかったり、セッションがピンボケになりやすいため、いくつかの枠組みを自分で設定しながら、その中で自由にセッションを組み立てるというものです。何回再受講しても、フリーフローの練習やイノベーションに役立てる内容になっています。この講習も、プラクティショナーになるための選択科目としてカウントできるようになりました。

個別コーチング

1日単位で個別のコーチングを受けられるものです。1日〜3日であれば、1人でも受講できます。(モデルを募集して行います。) 受講者それぞれが課題にしていることを解決することが目的ですが、特に課題がなければ、Freeflow Advanceと同じ内容の講習を行います。WABAの単位としてはIntegrationというネーミングで、プラクティショナーのための選択科目としてカウントできます。

2年に50単位。プラクティショナーに向けた講習を。というのがプロバイダーの継続教育ですが、1年に1回、2〜3日のコーチングやFreeflow Advanceを受講するという手段も、とても効率的ですし、実際のスキルアップに直結するのでオススメです。

指圧

解剖学については、野見山先生の講習の外部単位認定という形で、WABA単位認定が実現できましたが、指圧についてはまだ確定できていません。

いくつかの可能性を探りながら話を進めています。日本では「指圧」は国家資格であって法律で規定されているので、誰も簡単に「指圧」と銘打って講習をできないために、外部講習も見つけるのが難しいのが現状です。

  • 野見山先生に「東洋医学」講習をやってもらう。指圧の実技を含めて、東洋医学におけるタッチセラピーを教えてもらい、それを外部単位認定する方法です。この案については、野見山先生も前向きです。これからもっと詳細を詰めていきます。内容やボリューム的に野見山先生サイドのニーズと合わせられるかどうかがカギになっています。
  • Shinzo先生とのコラボによるFire&Waterが実現すれば、Fire&Waterは唯一、WABAのアクア講習で指圧の単位として認められる科目ですので、これが実現すれば指圧の単位は問題ありません。Shinzo先生の来日頻度や諸々の条件次第ですが、前向きに検討していきます。
  • Shinzo先生は、今後、日本でTantraの講習を行うために度々来日される予定です。その流れで、Shiatsuの授業を2〜3日単位でやっていただけないか調整しています。Shiatsuの授業であれば、場所を選びませんし、開講の条件も軽くて済むので、Fire & Waterよりも実現性が高いと考えてます。
Shinzo Fujimaki先生は、高校時代から日本を出てアメリカに渡り、指圧、ヨガ、または陰陽五行をベースとしたエナジーワークなどの先生として活躍され、古くからWABAの認定クラスを展開されています。Fire & Waterは、ミナクシのWATSUのノウハウと、Shinzo先生の指圧・経絡療法をあわせた講習です。
Yes Shinzo →

WATSUの教育も、レベルが上がるにつれ個々の興味・関心・方向性に応じた様々な講習や選択肢が広がるのが望ましいのですが、ある程度ペース配分しないと、あれもこれもやっていると、結局どれも人数が集まらずに開講できないという状況になりかねません。歯がゆい思いもあるのですが、今はいたし方ないと思っています。もっとWATSU人口が増えてくると、いろいろな講習ができるようになります。ご理解・ご協力をお願いします。

プラクティショナーの継続教育

プラクティショナーになって以降は、3年に50時間の継続教育となるわけですが、これにはアクア以外、WABA以外の様々な研修をカウントすることができます。
各種マッサージ技能、東洋医学、ヨガ、運動療法、セラピー、カウンセリングなど、人間の心と身体に関する様々なことがカウントできます。

詳しくは具体的にご相談ください。

個人的には、この部分が一番大切で、自分のWATSUを形作るのにもっとも影響を及ぼす部分だと思っています。あえて、すでに水の中でやる形になっている講習だけを追い求める必要はないのです。逆に「自分で考える」ことがより重要なウエイトを占めるようになります。
相手の反応を「感じる」→「考える」→「選択する」→「実施する」というサイクルですね。
自分のWATSUを深め、さらに自分らしさが発揮されるのは、自分がWATSUの他に何を学ぶか
によって大きく変わります。「自分で考えるWATSU」の引き出しを増やすためには、WATSUや他のアクアセラピー以外で、心や体のことを学んでいくことだと思います。

何か分からないことやリクエストがあれば、お気軽にメールなどでご連絡ください。
世界的にみて、日本はWATSUに関しては後進国ですので、まだまだたくさん未整備な部分が多くあると思います。ボクももう9年もWABAの認定校をやってきていますが、まだまだ悩むところもあります。
WABA自体にも、レジストリ(全世界のワツラーの教育記録)の変更や、各種登録料の見直し、新しい教育委員会を編成して教育体系の見直しなど、今でも進行形で革新が行われています。
皆さんの意見を聞きながら、意識がどこにあるのかを確認しながら、一方で自分の進行形の考え方・未来の方向性などをお伝えしながら、みんなにとって大切なWATSUを育んでいきたいと思っています。
何か気になることがあれば「待ち」の姿勢ではなくて、お互いに積極的にコミュニケーションをとっていけるよう、ご協力のほどをお願いします。

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