小笠原徹 WATSU ワッツ6年ぶりにWATSUの聖地
Harbin Hot Springsに行ってきました。
WATSUの創始者ハロルド・ダールのWATSU-2の講習をアシストする
機会を与えられたので、今年のWATSU修行はコレ!と決めたのでした。

Harold Dull Watsu Founderハロルドに会うのも4年ぶり。
前回は2007年に日本でWATSU-3を開催したとき以来。
ハロルドも今年で76歳(かな?)
でも、まだまだ元気でした。
ユーモアたっぷり。情熱たっぷり。
ボクにとっては、憧れの師匠でもあり、笑いを伴にする友でもあり、
また成長を見守ってくれる父のような存在でもあります。
(ボクの勝手な思い込みですが…)

今回は久々にハロルドのWATSUに触れて自分が何を感じるか?
これまでに自分なりにインストラクターとして培ってきたものが、
ハロルドがリードする講習でどのように生かせるか?
そんなコトを確かめたくて行ってきました。

Harbin Hot Springs WATSU ハービンハービンという場所は、WATSUが生まれた場所です。
Harbin Hot Springs
サンフランシスコより北。カリフォルニアワインの産地で有名なナッパやその周辺のブドウ畑を抜けてさらに山奥に入っていったMiddletownという小さな町にあります。サンフランシスコから車で3時間くらいかな。

端的にいうと温泉リトリートなのですが、日本に似たものがないので、ちょっと説明が難しい。

自然の中に温泉がいくつかあって、温泉プールもあり、
WATSUをはじめ様々マッサージもあり、
ヨガ、その他スピリチュアル系のワークショップもあり。
渓谷の広大な敷地でキャンプもできるし、
コテージの客室やキャビン貸もある。

ただすべて簡易な作りで、自然に極めて近い状態というのが基本。
アメリカの国立公園にあるような施設と思ってもらうといいと思います。
決してぜいたくな作りではありません。

ハービンはもともとヒッピーの巣窟のような場所で、今でも「服は任意」
言ってみれば、温泉・冷泉に入ったり日光浴をするときは
ほとんどみんなヌードです。
トイレや更衣室も、基本的に男女の区分けがありません。
何歳以下だったか忘れましたが、子供は立ち入り禁止です。
カメラ、携帯も禁止。

こんな感じなので、やっぱりボクも最初の2日間くらいは抵抗を感じました。
ヌードを目にする度にドキっとするし、どこに目をやればいいのか困るし、
更衣室で自分が人前でマッパになるのにも抵抗感じるし、
トイレに入ってて隣に女性が入ってくれば息を潜めるし。
WATSUスクールに限っては「必ず常に水着をつけて行うこと」となっているのですが、
それでもやはり場所柄、施設柄、そのような場面に遭遇します。
ま、さすがに3日目にもなると麻痺するんですが。

Watsu Center Harbin

ワッツセンターです。

おや?と思う人もいるかもしれませんね。
6年前に日本のワツラーでツアーを組んでハービンに行ったときには、
ベージュというか、アースカラーの建物だったのですが、
今はグレーに近い青色に塗り替えられています。

WATSU プール

この中にWATSUプールが2つあります。
鉄柱の屋根がきれいに工事されてできていました。
以前はブルーシートをタープにしてただけだったから、
講習中に風が吹く度バタバタうるさかったですね~

技術的な詳しいことは分かりませんが、
ハービンのプールには最新式のフィルターシステムが導入されていて、
塩素は使っていないそうです。
もちろんすべて冷泉もしくは温泉。
スプリングウォーターですね。

harbin hot springs ハービン

結果的にいうと、この場所そのものに随分と癒されました。
自分の思考とか常識の枠組って、自分を守るために作るじゃないですか。
こういう場所ってそういう枠組が壊される経験するけど、
でもスタッフもゲストもみんなここにいる人は超フレンドリー。
だから安心できる。
安心できるから、枠組を壊すチャレンジができる。

普段の自分なら気にするようなことも気にしない。
気にしないようにする。
自分のつまらない枠組を壊して、素で存在する。
ストレスを消す。
ストレスって周囲から与えられることでもあるけど、
実は自分が気にすることで、自分でストレスを作ってしまってもいるんですよね。
だから周囲が変わっても、自分が変わらなければストレスは消えなかったりする。
でも、ストレスを消そうと思ったら、
自分で階段を一段上がるチャレンジをしようと思ったら、
こういう場所に来ることも大きな助けになると思うんです。

そして、癒えることで、学ぶ。

WATSUの話になる前に長くなっちゃいました。
WATSUについてはまた後日!