WATERDANCEのプラクティショナーに!
水の中のマッサージ、とはいっても常に呼吸ができる水面だけのWATSUとは違って、WATERDANCEは鼻栓をつけて水の中に潜ってしまうアクアセラピーです。
2年前にフロリダでの研修でWATERDANCEのプロバイダーの資格をとりましたが、今年は満を持して、最終的な研修のWATERDANCE3のトレーニングを受けに、またまたフロリダまでやってきました!
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沖縄からマイアミまで28時間。そこからレンタカーでさらに2.5時間。
沖縄WATSUセンターのスタッフ3人で正月から日本を空けて、
やってきました、フロリダ・キーズ。
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自分にとってのWATSUの聖地。
師匠のミナクシが運営する Minakshi Island Studioです。
落ち着くわ〜
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一番右側が師匠のミナクシ。
相変わらず微笑んでます。
でも、今回はミナクシの講習ではなく、
WATERDANCEの創始者アジャーナがわざわざベルギーから来ての講習。
そんな滅多にない機会なもので、正月2日から始まるという、
日本人には考えられないスケジュールに食らいついてきました。
ただ、実は、1年くらい前から、ミナクシから
アジャーナとの会合をセッティングするから正月に来なさい、
と言われていたのでした。
アジャーナとの会合も気になるのですが、まずはWATERDANCEをしっかり勉強して、
プラクティショナーになることに集中!
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アジャーナ直々の講習が始まります。
とはいっても、WATERDANCE-3はフリーフロー。
技を習うわけではありません。
WATERDANCEもWATSUと同じように、Level-1とLevel-2の講習で「形」を習います。
最終のLevel-3で、形にとらわれず、レシーバーの動きにあわせて、
自由に、創造的に、即興で動きをつくっていくフリーフローを習います。
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こんな感じで、鼻栓をつけて、ブクブク〜と潜行。
最初に見るとビックリするかもしれませんが、
陸上で30秒くらいかけてゆっくり呼吸を吐くのは、誰にでもできると思います。
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息を我慢するのが目的ではなくて、心を静かに、ゆっくり深く呼吸すること。
日常では忘れてしまう呼吸への意識。
ひとつずつ丁寧に呼吸をしていくと、身体のすみずみから力が抜けていきます。
息を吐いて、苦しくない程度で息を止めている時間だけ、潜水するのです。
![wata309](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata309-600x400.jpg)
水の中に潜行したとたん、例えようのない非日常の世界に引きこまれます。
そこには完全に重力から解放された、自由な空間が広がっています。
そこで繰り広げられる3Dの様々な動き、ストレッチ、マッサージは、
どれも解放感抜群で、すごい非日常。
水中に沈んだこんな状況で、完全に人に身を委ねる、というのも非日常。
![wata324](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata324-600x450.jpg)
呼吸は感情とつながっています。
日常ではいつも注意を払わないで、どちらかというと押さえつけているものですよね。
水上にいるときは、呼吸というものが、とても大事で、とてもありがたくて、
すごく愛おしいことのように感じます。
自然と丁寧にひとつひとつ呼吸します。
いったん潜行すると、今度は不思議といろんな感情が沸き起こってきます。
これを交互に繰り返していると、意識がどんどん深いところに入っていく気がします。
ものすごい瞑想効果です。
![wata301](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata301-600x400.jpg)
ボクも潜行中にぼんやりといろんなイメージを見ます。
子どもの頃に感じたちょっと楽しい感情だったり。
青春時代に感じた何かさみしい感情だったり。
ものすごい大自然の光景に感動してる感じだったり。
宇宙とか海の中で自由に浮遊している妄想とか、
生命の起源に立ち会うような神秘的な妄想とか。
ボクが思うのは、なぜか水中ではすごく感情を刺激されるということです。
水の効果なのか、瞑想の効果なのか。
これは不思議です。
![wata305](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata305-600x400.jpg)
施術側からすると、WATSUと比べて、はるかに自由度が高くて、
それでいて、レシーバーがこちらが言うことを聞いてくれない。。。というか、
レシーバーの身体の意に反していると、こちらが思い描いている動きがまったくできないのです。
身体が「意思」を持っていることをすごく感じます。
だから、フリーフローが楽しい! で、難しい!
即興で演奏する感じです。
さらに相手も勝手に演奏するので、それにあわせるためには引き出しの多さも重要。
これは、面白い。
![wata302](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata302-600x400.jpg)
こういう頭の使い方は、ボクはあまり普段しないので、最初はかなり苦労しました。
「即興」ができない。
「引き出し」が少ない。
気づくと、水上でWATSUのフリーフローばっかりやってたり。
「あ、あかんあかん。水中に沈めないと。。。」
やっと「なるほど、こういう感じで頭を使えばいいんだな」と気づいてからは
めちゃくちゃ楽しくなってきました。
この感じが今までわからなかったんですね。
だから形を習うLevel-1とLevel-2を修了してプロバイダーになっても、
今ひとつピンとこなかった。
もちろん全部の形はできるし、その枠組の中でレシーバーにあわせることもできるけど、
どこか自分にはしっくりこなくて、正直、あまり楽しくなかったんです。
自分には合わないのかな、とも思っていました。
違いました。楽しいです。これ。
![wata315](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata315-600x450.jpg)
参加していたのも、皆さん、個性的で、意識は高く、経験も豊富な
プロフェッショナルばかり。
このレベルになると楽しい〜な〜!
![DSCF6068](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/DSCF6068-600x400.jpg)
一緒に講習を受けた方の一人で、
障害児のデイケアで勤めているレクリエーショナル・セラピストの女性は、
すでに障害児を相手にWATERDANCEをやってるって!
ビックリ。障害児相手にできるんだ。。。?
しかもすごい効果を上げてると写真もたくさん見せてもらいました。
姿勢が良くなったり、関節可動域が広がったり、
精神が落ち着いたり、交流に積極的になったり。
やってるだけあって、さすがにこの人の引き出しの多さと即興力は半端なかった。
素晴らしかった。大いに刺激になりました。
![_DSCF6080](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/DSCF6080-600x400.jpg)
とはいっても、やっぱりチームJAPANですよ。
レベル高いわ〜。
他のアメリカ人と交互に練習してると、全然違うもんね。
タッチと動作の質が。
誇らしいわ〜
基本がしっかりしてるので、練習中の応用部分が多少ぎこちなくても、
十分に気持ちがいい。
これはアメリカ人のクラスメートがみんな口をそろえていました。
足りないのは、「思い切り」
間違いを恐れずにやってみちゃうこと。
陰のエネルギーだけでなくて、陽のエネルギーも使うこと。
5リズムをすべて使いこなすこと。
その課題が明確になってからは、
チームJAPANもどんどんダイナミックになっていきました。
反対に、チームUSAは日本人に刺激されてすごく丁寧になっていきました。
これはお互いにすごく良かったですね。
![wata312](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata312-600x400.jpg)
アジャーナは、陸上のクラスにも力を入れていて、
なんと講習時間の半分はランドです。
アジャーナの専門は、英語ではプロセスワークといいますが、言ってみればカウンセリング。
ランド講習では、そうした感情の整理とか、過去ー現在ー未来をつなげる内的な作業とか、
セラピーとしてのコミュニケーション技法とか、内容の濃いものでした。
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ただ、正直なところ、ちょっと濃すぎるとも感じました。
ボクはプロセスワーク自体にはすごく興味があるし、これもWATERDANCEに関連する、
というのは分かっていますが、やっぱりWATERDANCEを習いに来てるんで、
自分の過去の感情のタマネギの皮を向いていくような内的作業は、
同時進行すると、なかなか疲れる。。。面白かったですけどね。
陸上の講習で何を学ぶかは、WATERDANCEの先生によって異なります。
やはりそれぞれに違う異分野の専門をもっているので、
その異分野の専門も、その人の中では、もちろんWATERDANCEと関連している。
そうやってその人のWATERDANCEが形作られている。
それはそれで、ひとつの形。
受講生はいろいろな先生から、それぞれの要素を学びつつ、
自分の形を作っていけばいい。
WATSUと同じですね。
![wata319](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata319-600x450.jpg)
朝は7:00にメディテーションから始まります。
海から上がる太陽を見ながらできるのはミナクシの所ならでは。
気持ちいいんだな〜。。。
呼吸に意識をしたり、身体の動きに意識したりしながら、
心と身体を整えていきます。
![wata322](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata322-600x450.jpg)
何と言っても、大事なのは食事!
ミナクシのところは自炊です。
ほとんどの講習では、それぞれに、それほど時間をかけずに、
サラダとか、温野菜とか、ささっと済ませるそうですが、
チームJAPANが来た時は違います!
![wata323](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata3231.jpg)
なんせ調味料から、出刃包丁から、釣り道具まで、
日本から持ち込んでますからね。
マイアミのWhole Foodsでオーガニックの食材をしこたま買い込んできてるし。
意気込みが違います。
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これなんかは、目の前の海で釣った魚をピチットシートで干物にして、
それを低温のオリーブオイルでコンフィしたもの。絶品でした。
ここまでやると、アホですね。
![pics 629](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/pics-629-600x450.jpg)
毎晩フィエスタ!
もうこれは沖縄WATSUセンターの伝統です。
食事は大事!
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次週から始まるFire & Water のShinzo先生も参加してくれていたので、
ま〜賑やかです。
![wata318](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata318-600x450.jpg)
BBQステーキのグリルのやり方を教えてくれたクラスメートが
魚のさばき方を教えてほしいというので、釣ってきて教えているところ。
放課後の部活動ですね。
楽しくて内容の濃い5日間はあっという間に過ぎました。
そして、いよいよセレブレーション!
WATERDANCEプラクティショナー認定!
![DSCF6543](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/DSCF6543-600x400.jpg)
無事、沖縄WATSUセンターの3名全員、WATERDANCEプラクティショナーになりました。
それぞれの成長は、
お互いに練習して浮かされ合ってきたクラスメートが一番よくわかっています。
自信をもって、プロとしてセッションしていきましょう。
沖縄WATSUセンターに、WATERDANCEがメニューに加わります!
ぜひ一度、水の中の世界を存分に味わってください。
専用HPを作成中です。もう少々お待ち下さい。
![wata304](https://watsucenter.jp/v2020/wp-content/uploads/2016/01/wata304-600x400.jpg)
最後に、アジャーナ&ミナクシとの話し合いですが。
これは今後のWATERDANCEのスクールの展開についてでした。
すでにWATERDANCEの講習は、3年前から年に1回、
ミナクシを日本に招いて始まっていますが、
やはり3段階の講習をすべて海外インストラクターを招致して開催していくのは難しい。
という日本サイドの悩み。
これは、WATERDANCEのインストラクターがいないすべての国・エリアの悩みだと思います。
一方、WATERDANCEの創始者であるアジャーナは、
優れたセラピストであり、優れた先生でありながら、
ビジネスは得意でないために、なかなか思うようにうまく仕組みが作れないという悩み。
とはいえ、誰だか分からないビジネスマンのサポートは頼めない。
この2人を会わせれば解決が見えてくる、というのがミナクシの目論見だったようです。
結果的に、とてもいい話し合いができました。
よくお互いを理解できたし、信頼関係を築けたし、
これからやるべきことがクリアになりました。
とりあえず、
WATERDANCEの教育・資格の構造を作り直すお手伝いをしながら、
自分自身もインストラクターになる方向で動き始めます。
がんばります〜