保険事業に携わる人の情報誌「へるすあっぷ21」7月号で、沖縄のヘルスツーリズム「ちゅらセラピー」としてWATSUが紹介されました。海外では新たな主流となりつつあるヘルスツーリズム。日本の経済活性化策としても、ヘルスツーリズムには多くの関心が寄せられています。特に沖縄としても、特に海外旅行客は青い海・白い砂浜だけでは呼べない時代です。沖縄の観光誘致策として、ヘルスツーリズムは今後欠かせない資源となっていくと思います。いや、そうしていきたい! WATSUを他のヘルスツーリズム資源と連動させて、沖縄の経済を盛り上げたい! そんな思いを一つ形にしていただきました。

へるすあっぷ21 2010.07.01——-

沖縄”ちゅら”セラピー
灼熱の太陽、コバルトブルーの海。人も気候も自然すらも陽気で、時間の流れがゆっくりと感じられる南国の地・沖縄へ、ひとときの安らぎを求めて。心地よさに定評のあるアクアセラピーWATSUの体験や、最近話題の沖縄野菜など珍しい食材に触れ、新たな沖縄の魅力が発見できそうだ。

ぼっかり浮いて全身脱力の快感
余計な力をとことん抜いて、体をストレスから開放したい。そう思っても、これがけっこう難しい。ところが水の中で浮力を利用すると、案外ラクに全身を緩めることができる。沖縄「WATSU(ワッツ)」を体験した。
ワッツは、日本で指圧を学んだアメリカ人が1970年代に開発したアクアセラピー。WATSUの名称も、WATERとSHIATSUを組み合わせた造語だが、水の中で指圧を行うわけではない。浮いている体を、インストラクターがさまざまな手技を用いて曲げたり伸ばしたりねじったりしながら、体をさらに緩めていく。
受けている側は気持ち良いと感じるだけでも、実際は水の抵抗力や水圧が体に刺激を与え、血流をよくしたり、筋膜を伸ばす働きがあるそうだ。水温は33~35度に設定されているため、優しく包み込まれるよう。ただ、自分としては思考が働き続け、脳のコンセントを抜くのだけは難しかった。呼吸に意識を集中すればいいのだ!と気づいたのは終わりも間近になったころ。次回はぜひ、完全スイッチオフで受けてみたい。
沖縄で受けられる場所は、現在3か所。国際ライセンスをもつインストラクターが自然に集まるようになり、沖縄が日本におけるワッツの中心地になりそうな気配だ。